地域には様々な人が暮らしています。
私たちは高齢者福祉分野からスタートしましたが、
社会福祉法人として、もっと広い視野を持ち、
地域福祉を考える必要があると考えています。
そのひとつが、障がい福祉でした。
生きづらさを抱えた人たちが、
人と人とのつながりの中で自分らしくいられること、
そして、この豊能町で暮らし続けられるよう支援していくことが
地域とともに生きる私たちの使命であると考えています。
障がいを持った方と運動や野菜の栽培、掃除などを行う生活介護と、
一般就労を目指す利用者への就労支援を行う場所です。
障がいを持った方が、一人になっても生活できる場所を確保し、孤立化を防ぎます。また、心身の安定を図り、就労支援による自立を目指すための場所です。
学校以外の時間に、障がいを持ったお子さんが安心して過ごせる場所であり、自立支援へ向けた相談援助活動の場です。
生活介護では、以下の5つの力をコンセプトに、
園芸や調理、外出、自主製品の制作など様々なプログラムを通して様々な経験を重ねています。
就労継続支援B型では、ディーセントワーク(働きがいのある、人間らしい仕事)の実現を目指し、様々な作業を取り入れています。また、一般就労に向けての基礎作りの場や自分らしい暮らしの実現の場でもあります。作業内容は、施設全般の洗濯業務の請負、自主製品の製作、内職(タオル加工、チラシ折り、黒枝豆選別など)です。
ポジティブに切り替える!しんどいのは苦手。落ち込んだ時は、体力、気力を使うのでへとへとになります。
一晩落ち込んだらサッサとポジティブに切り替えます。
できないところだけに目を向けるのではなく、できるところにも目を向けることで、楽しく仕事をすることができると思っています。
配属前に事前研修を行ったり、積極的に外部研修に参加させていただき、経験と知識を身につけてきました。また、開設当初からお世話になっているアドバイザーの方がいてくださることも心強かったです。
他、北摂地区の他施設との交流も盛んで、学びあいができる関係があります。
入職してからは、特別養護老人ホーム・グループホーム・ショートステイを経験したのち、ひまわりで働くようになりました。それまでは、障がい者支援の経験はありませんでしたが、異動になってから本を読んだり、研修に行ったり、話を聞いたりして知識を身に付けました。
地域の自治会館で利用者さんが「帰りたくない。」と動かなくなり、結果、ガラスを割る事件が勃発!
怒られることは覚悟していましたが、自治会の皆さんは怒るどころか、一緒になって何とかできないか考えてくださり、励ましの言葉をいただきました。地域の皆さんの温かさに、逆に救われました。
利用者の中には、声掛けなど耳から聞こえる情報では伝わりにくい場合があります。そんな時はどのようにすれば伝わるのかを考え、文字やイラストなど視覚的に伝えます。例えば、散歩なら「歩いている人のカード」など作成し、伝えます。日々試行錯誤ですが、それが楽しい部分でもありますね。
就職を目指してひまわりに通所されていた方が、ひまわりを卒業して、ステップアップを重ね、就職できたことを報告にきてくれたときはやってよかった、と思いました。
ひまわりに異動したばかりの頃、部屋に入らず、大半の時間を廊下で過ごされる方がいらっしゃいました。とにかく会話中心に、手探りでその方と関わっていくうち、徐々に部屋で過ごす時間が増えた時は嬉しかったです。
楽して仕事をする(笑)楽して仕事をするためには、創意工夫を重ねます。
それで仕事が楽チンになった時は嬉しいです。
その人、その人に合った支援方法を考えられるように、
自閉症利用者の支援方法などを深く勉強したいです。